不織布マスクの正しい装着方法と取り外し方
感染症に対しての予防意識が高くても、マスクをきちんと装着できていないと体内への侵入を阻止することはできません。ある調査によると、マスクをきちんと着用できている人は4人に1人しかいないそうです。正しいマスクの使い方を把握しておくことはとても大切です。
まず、大前提として、不織布マスクは原則使い捨て・一日一枚程度の使用です。洗濯したり消毒したりして再び使用することは勧められていません。
また、あまりいないとは思いますが、他人とマスクを共有することもNGです。
そのことを踏まえた上で、正しいマスクの着用・着脱方法を見てみましょう。
【マスクの付け方】
ノーズピースがある方を上にし、プリーツ部分が下向きになるよう立体に広げます。
(プリーツ部分が上向きはウイルスや埃が溜まる恐れがあります。)
顔にマスクをあて、ノーズピースを鼻の曲線に沿って折り曲げ隙間を防ぎます。
そのままマスクを顔に当てた状態で耳ゴムを耳にかけます。
隙間を作るとそこからPM2.5などの細かな粒子が入りやすくなったり、くしゃみなどの際に出るしぶきが周りに飛散しますので、隙間をなくすようにしましょう。
マスクを着用中は、フィルター部分にはなるべく触れないようにしましょう。 触った時は、すぐに手を洗いましょう(30秒)。
【マスクの外し方】
ゴムの部分を持って耳から外し、フィルター部分に触らないようにして捨てましょう。
すぐに手を洗いましょう(30秒)。
使用後のマスクにはそれまで着用していたときに汚れが付着している可能性があります。外す際にその事を意識していない場合がほとんどですので、触れる部分には十分注意し、外した後は手洗いと消毒をするようにしましょう。
また、廃棄の際には、ビニール袋に入れて捨てるか蓋のついたゴミ箱に入れるようにし、マスク表面に付着した汚れに触れる危険性を少なくするようにします。
咳エチケットに関して
マスクの正しい使用方法を知っておく上で欠かせないのが咳エチケットです。咳・くしゃみなどの症状のある人が気にかけておくべきエチケットで、インフルエンザ等に感染した人は特に注意するべき配慮といえるでしょう。では、そもそもなぜ咳エチケットを意識して行なう必要があるのでしょうか。
咳・くしゃみによってしぶきがどれほど飛散するか、に関する観測実験がなされました。それによると、何も着けていない状態だと約2m飛散することが分かりました。しかし、マスクを着けた状態で咳やくしゃみをすると、マスクの中でしぶきは止まり、ほとんど周りに飛び散ることはありませんでした。
咳エチケットを意識して行なうかどうかは周りに大きく影響を及ぼすことが分かります。
では、どのようにして行なえるでしょうか。まず一番大切なのは、咳やくしゃみの症状があるときには外に出ないことです。しかしこのご時勢、咳が出るから家に一日中とどまる、または自室にこもり続けるというのはほとんどの場合不可能に近いと言えます。
それではやむを得ず外出する、もしくは家の中で移動する際にはどうすればいいのでしょうか。咳・くしゃみによるしぶきの飛散を防ぐために、不織布マスクを積極的に着用することです。
自分の近くにいる人に感染する可能性を少なくすること、これはとても大切で親切なことではないでしょうか。
正しくマスクを着用するとともに、咳エチケットに関しても正しく理解しておくことはそれほど難しいことではありません。少しの意識と努力だけで十分です。体調が優れなくて余裕のないときにこそエチケットを示して配慮できる、そんな人になりたいですね。
ワークアップは不織布マスクメーカーとして、感染症の患者が一人でも減るよう
正しいマスクの使い方の普及や、安心できるマスクの販売を行って参ります。